新卒・初任給 年収1000万求人

「年収1000万の新卒求人」少し思い切った題名かもしれませんが、転職市場においてはハイクラス人材の一つの基準とされている年収1000万。新卒で同じ待遇を出す会社がないかどうかテンミリオンズでリサーチしてみました。初任給の一律時代が変わっていく?というテーマも会わせて、以下、ご覧ください。

就活ルールの廃止で変わりゆく採用

大企業を中心に組成されている経団連。経団連が主導になり半世紀余りに渡って当たり前のように行われてきた新卒一括採用が2021年の春入社分から正式に廃止されることになりました。

これまで、経団連未加入のベンチャーや外資系企業はインターシップという就業体験をきっかけに独自の採用スキームを確立してきましたが、一括採用ルールの廃止に伴い、大手企業と同じ舞台で採用合戦を繰り広げることになります。

一方、とりわけ大手企業を目指す学生にも変化が求められます。今までは就活時期が決められた一括採用システムに乗っ取り、マニュアル的な活動をしていれば良かったのですが、学業の向上は当然、何となく学生生活を送るのではなく、在学中から自身のスキルやキャリアを意識した活動が求められるようになってきます。

新卒の待遇にも格差が?

そして、将来的に日本の新卒採用システムが無くなり、世界標準ともいえる通年採用に移行することを見据えるならば、新卒と中途の垣根がなくなります。伴って、中途採用のように新卒でも個人の能力により処遇面の格差が生まれてくる可能性も考えられます。

今のところ、殆どの企業における新卒初任給は一律ですが、将来的には新卒の待遇に差を付けてくる企業が出てくると考えられますし、むしろ格差を付けることが当たり前の世の中になっている可能性もあります。

もしかしたら、同じ新卒学歴なのに給料が違う・・そんな時代はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。

新卒年収1000万の企業

近年の新卒採用活動における初任給データを調査。一年目の年収1000万を提示したことのある企業をまとめてみました。

株式会社グリー(GREE)

釣りスタなどのソーシャルゲームで有名なIT企業グリーですが、過去2013年度の新卒採用で年収1500万を提示したことがあります。この頃はソーシャルゲーム市場が急成長していることもあり、特に開発者(ネイティブアプリ系)は人材不足が深刻でした。伴って人材獲得競争も激化。学部卒の総合職・開発職の初任給が年収420万円~1500万円。大学院卒で450万~1500万円という破格の条件で募集をしていました。

株式会社ディー・エヌ・エー

IT大手のDeNAは、職種を絞り新卒年収1000万の募集があります。職種はAIスペシャリストコース。年収は年俸形式で600万円~1000万円(各種手当含む)の提示です。求められる条件は機械学習 (Machine Learning) / 深層学習 (Deep Learning) 分野の研究開発において、優れた実績を持つ者。ディープラーニングやAI系のエンジニアは世界的に不足。海外のIT大手ですと、年収1000万以上は当然のこと2000万、3000万クラスでの採用が当たり前に行われています。

株式会社サイバーエージェント

アメーバブログやAbemaTVで有名なIT大手のサイバーエージェント。特別待遇の別枠採用として、エキスパート認定募集があります。これは高度な技術や実績、成果を持つ人のみとなりますが、条件は「最低年俸720万円から」と上限キャップがない募集スタイル。つまり年収1000万も可能となります。具体的に求められる要素は次のようになります。

豊富なサービス開発経験や特定の技術領域への顕著な知見をお持ちの学生を対象に、これまでの実績を総合的に査定し評価いたします。査定対象は技術的スキルや実績、AI等の要素技術研究成果、執筆した論文、当社での就業経験(インターン、アルバイト)です。研究の将来性や事業との相乗効果などを鑑みた上で、当社独自の基準で評価いたします。

大東建託株式会社

CMでもよく目にする不動産大手の大東建託。土地オーナーに対する不動産運用事業においては業界ダントツのナンバーワン企業です。報酬体系については歩合や賞与反映の割合が高いので、成績が良ければ、新卒年収1000万も可能な給与体系になっています。

このように特殊なスキルや技術があったり歩合などの成果報酬部分のインセンティブ率が高い企業でないと新卒年収1000万はなかなか難しいですが、医師や弁護士など業務独占資格、更に外資系金融・コンサルティング会社では新卒年収1000万求人は意外と多く存在します。

新卒年収1000万を狙うなら

特にネット業界において、学生時代から実績や技術を研鑽して特別枠に応募する。もしくは外資系金融・コンサル・IT業界を中心に就職活動を行う。

今のところ、このいずれかの手法でないと新卒年収1000万はなかなか厳しいと思われますが、少子高齢化で新卒をはじめとする若手人材の獲得は今後ますます激化が予想されますので、前述した会社以外にも特別待遇枠を設ける会社が増えてくる可能性は十分にあります。テンミリオンズではこれらの情報を定期的にリサーチ、こちらのページで更新して参ります。

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