SMS出身の起業家 エス・エム・エスマフィアのインタビュー

テンミリオンズが企画運営してる特集「メガベンチャーの遺伝子」。第一弾として介護医療の人材会社としてメガベンチャーになった株式会社エス・エム・エスを継続的に取材していますが、今回の記事は2018年8月23日に行われた【エス・エム・エス マフィア4社の経営陣から学ぶ / 成長企業が成長し続けるためのマネジメント術】で登壇された4名の社長インタビューの中からSMSとの出会いと退職・起業までの経緯、そしてエス・エム・エスのIPOで得た上場益を自身の独立起業時に使ったかどうか?の質問に関する記事をご紹介させていただきます。

コンテンツ

SMSとの出会いと退職・起業までの経緯

フーディソン山本社長

入社のきっかけ

創業から関わっていて社員番号は3番。

辞めた理由

多々やってしまった自身の失敗が原因で取締役を辞任させられた。創業者の諸藤社長(以下、諸藤さん)は、あるべき形で公平な判断をする方なので、創業メンバーであるかどうかは関係なく、適切な人事をする人だった。当時はしばらく受け入れられなかったけど、徐々にそんな自分を受け入れられて、マインドが「今あるものを活かして前向きに生きていく」という感じに変わった。そのタイミングで退職して何かにチャレンジしたいと思った。

辞める時のこと

退職時は円満退社。諸藤さんは応援するよ!協力するよ!と言ってくれた。社交辞令ではなく、実際にフーディソンにも出資してくれて社外取締役をしてくれている。創業期から携わっていたこともあり、とてもSMSには思い入れがあったので、辞めることに向き合ってしまうとメンバーとの関係性含め辛くなる。なので今思うととても非常識だと思うけど、退職の社内手続きが完了したのち、退職のメールを一通送ってすぐにPCを閉じて返信を見られない状況して、その足で退社&退職した。

47ホールディングス取締役 阿久根氏

入社のきっかけ

諸藤さんとは大学の同期で、みずほ銀行出身。誘われてCFOとして入社した。リクルートに見つかるとヤバい、でも大きくする!そして、見つかる前にIPOして逃げ切ろう!ということで、IPOを阿久根さんに任せたい。という流れで入社。

辞めた理由

正直、体力的にはハードだったけどそれはさて置き、直接的な理由としては、IPO業務と現場の意識乖離が大きく、ジレンマを感じ始めていたこと。具体的には、IPO準備中は事業自体の成長に制限を掛けしまうような事象も発生してくるのですが、一方で会社はどんどん成長していく。IPO業務のために入社したので、現場との意識がどんどん乖離していった。現場との穴埋めをするためには自分が成長したないといけないが、それ以上に会社が成長していたので、意識ギャップを埋めるのは難しいと判断。SMSでの自分の居場所がなくなったことと、違う環境且つ現場で成長してみたいと思い退職を決意した。ちょうど、SMSが東証一部に上がった頃に退社した。

辞める時のこと

退職時は円満退社。社長の諸藤さんは応援するよ!という反応だった。山本社長も円満退社だったが、卒業→起業に対して寛容なのは、当時SMSが将来のCEOを多く輩出することを目標にしていたので、それが起因していると思う。

ホワイトプラスの井下社長

入社のきっかけ

2006年の新卒として入社した。

辞めた理由

もともと3年で起業することを前提で入社した。でも3年ではなく2年強で起業(自分で事業を起こしたい)したい熱意が高まりすぎて退職を決意した。

辞める時のこと

退職時は円満退社。当時は薬剤師のコミニュニティーを社内新規事業として担っていた。直属の上司だった取締役の信長氏(以下、信長さん)に伝えたが、急な退職はNG、後任を社内で見つけてから辞めるのが筋と言われてたので、しっかり引き継いで退職した。

ウェルクスの三谷社長

入社のきっかけ

2006年に中途入社した。

辞めた理由

退職時は円満退社。震災から半年後くらいでしたが当時、携わっていた介護医療系のスクール資料請求サイト(シカトル)を運営していて、気づいたことがきっかけ。資料請求してきたユーザーリストにしっかり営業している会社とそうでない会社の受講率が5倍程度違う。しっかり営業すればこんなに成果が出るものなんだと感じ、それであれば営業代行サービスに商機があると思い、起業して営業代行の会社をやろうと思った。

辞める時のこと

その時の上長だった信長さんと人事考課の際、退職相談をした。営業代行の会社をしたいと伝えたら、上長が「あ、そう。だったらうちらがまず発注するわ」その年の12月末で退職。1月からSMSがメインの発注元として会社がスタートした。

SMSの上場益のこと

質問:SMSの時価総額が現在2000億近くですので、初期ステージから携わっている方は莫大な利益になっていると思うのですが、皆さんはそれらの上場益を自分の起業時に使いましたか?

山本社長:「相当突っ込みました。そしてだいぶ燃えました(笑)。というかその上場益がなければフーディソンは立ち上がってなかったと思います」

阿久根社長:「私も相当突っ込みましたね」

三谷社長:「僕は使ってませんが、奥さんが同期で現在まで社員持ち株制を使いストックしているので、もし会社に何かあればそれを頼りにしようかと思っています(笑)」

 

>>続き(後編はINSTが提供するブログに遷移します)

【特集】メガベンチャーの遺伝子

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