人生100年時代の仕事とお金

本日のテンミリオンズ・コラムは人生100年時代のキャリア管理について書かせて頂きます。最近よく耳にする「人生100年時代」というフレーズ。このフレーズは主にシニア・ミドルシニアを対象にしたお金にまつわるCM等でよく使われています。

実際、どれだけの人が100歳まで生きるか分かりませんし、不安を煽るような表現も散見されますが、長期的視野で自分の人生を見つめ直す行為自体は、非常に大切な事だと思います。

生命保険会社のCM

不動産運用会社のCM

そもそも人生100年時代構想とは?

一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。子供たちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会。いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想していきます。

政府はこのように謳っています。

とても崇高なビジョンだと思いますが、現実的な問題を踏まえて翻訳すると・・

少子高齢化が急速に進み「老後の悠々自適生活」「定年退職後の楽しい年金生活」は難しくなりそうです。ですので、「一生現役」でみんなが活躍できる社会にしていきたいと思います。

年金に頼らず自活するシニアが増えてくれれば財政負担も減りますので大変助かります。社会保障をあてにせず、皆さん、自分の人生は「自己責任」という意識を強く持ち、たくましく生きていきましょう。

・・という意味にもなります。

このような社会になることを見据えて私たちは今からどう行動していくべきなのでしょうか?

テンミリオンズは、一生現役&自己責任時代を生き抜くために個人が身に付けるべき3つの習慣を提唱しています。

「健康管理」習慣

定期的に自分の健康状態をチェック・把握し、心身共に元気で働き続けられる健康状態にしておく。

「資産管理」習慣

定期的に自分の資産をチェック・把握し、不労所得を中心にお金を効率的に増やしたり保護できるようにしておく。

「キャリア管理」習慣

労働市場における自分の市場価値を定期的にチェック・把握し、キャリアと報酬を最適化できるようにしておく。

キャリア管理習慣の重要性

「健康管理」と「資産管理」はイメージしやすいですが、最後の「キャリア管理」は聞きなれない言葉だと思います。

そして、このキャリア管理習慣について大多数の人は「何となくは分かるけど、何をしたらいいのか分からない」「将来のキャリア?今の仕事で手一杯なので、そこまで考える余裕はない」というのが正直な意見だと思いますが、これはキャリアという概念が持つ”特性”に起因する部分があると考えられます。

キャリアは、社会に出た時の時代背景・実績・スキル・学歴・地域などの客観的要素と価値観や志向などの主観的要素が複合的に組み合わさって出来た個々の成果物なので、1つのモノサシで測り知ることができないパーソナルデータです。

つまり同じキャリアは存在しないので、転職やキャリアに関する書籍や指南書を読んでも正解はどこにも書かれていません。この”正解が無い点”が【キャリアを考えること】を放棄させていると考えられます。

キャリア放置は致命傷に繋がる

では、キャリアには正解が無いからといって考えることを放棄したままで本当にいいのでしょうか?

経済は常に好景気と不景気を繰り返していますが、不景気の際は必ず労働市場にも多大な損失をもたらします。

皆さんの記憶にも新しいリーマンショック。100年に一度の世界的な経済危機といわれたリーマンショックは、キャリアについて定期的にメンテナンスしない「無関心層」が多数派であることが、実際の社会的被害に繋がった最近のケースとして挙げられます。

当時は倒産、リストラの嵐が吹き荒れ、正社員の解雇、派遣切りが相次ぎ日本の労働市場は大打撃を受けました。

この時、もし、自分の市場価値を把握しキャリアの防衛や新たな活かし方を知っている層が多数派だったとしたら労働市場の打撃はこれほどまで大きくなってなかったと言われています。

日頃、全く向き合わずに有事になってから慌てふためいて最悪の結果になる。これは治療から予防の時代に移行する”健康管理”とよく似ています。定期健康診断を受けて自身の健康状態を把握、データをもとに生活習慣改善や疾病予防に活かしている人は健康リスクが低くなります。反面、そうでない人は、病気になってから多大な経済的・心身的な損失を出すことになります。

これはキャリアにおいても同じことが言えます。先ほど例に挙げたリーマンショック等の経済状況の変化だけでなく、自身の転職や起業など環境が大きく変わるようなイベントが生じた時にだけ一夜漬けでキャリアに向き合うと、キャリア管理の習慣が付いていないことから情報の読み違いや判断ミスが生じて、最終的に大きな失敗や損失のリスクが高まります。

更に、今後は人間同士の競争だけでなく、AIやロボティクス等、テクノロジー発展により人間の仕事が奪われるシゴト大競争時代になりますので、自分のキャリアに無関心であることは大きなリスクになると同時に、景気の良し悪しに関わらず持続的なキャリア管理の重要性がますます高まっていく時代になっていくと思われます。

自分のキャリア管理は、若年層からミドル層まで年齢を問わず培っていくべき考えていくべき習慣です。皆さんも是非一度、人生100年時代の自分のキャリアについて考えてみてください。

次回はキャリア管理習慣に関する具体的な工程について書いていきます。

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