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IPO(上場)から10年未満で平均年収1000万以上の企業
雑誌で鉄板人気のコンテンツとして知られている「年収特集」。テンミリオンズでは今回、「IPOから10年未満、且つ30代で社員平均年収が1000万円以上の企業」を抽出してみたところ、条件に該当する企業は3社。30代で平均年収1000万円を上回る企業には金融・商社・マスコミを中心に誰もが知っている超大手企業ばかりが肩を並べている中、株式上場後のわずか10年以内で年収1000万以上を実現した企業はいったいどんな企業なのか?多方面から情報収集をしてみました。
企業名 | 市場 | 平均年齢 | 平均年収 | 上場年月日 |
M&Aキャピタルパートナーズ(株) | 東証一部 | 31.1歳 | 1905万円 | 2013年11月20日 |
(株)ストライク | マザーズ | 34.9歳 | 1616万円 | 2016年6月21日 |
(株)シグマクシス | マザーズ | 37.1歳 | 1036万円 | 2013年12月18日 |
2016年6月時点のヤフーファイナンスより抽出
M&Aキャピタルパートナーズとストライクは、企業M&Aの仲介やアドバイザリー業務を展開し、シグマクシスはコンサルティングファームです。同じ年収1000万以上と言っても、M&Aキャピタルパートナーズはほぼ年収2000万のライン且つ、平均年齢も31歳と一番若くなっています。それではこれら3社の事業詳細とリクルーティング活動について詳しく見ていきましょう。
M&Aキャピタルパートナーズ(株)
M&A業界における日系独立資本の事業会社(株式上場)としては日本M&Aセンターに次ぐ売上を誇るM&Aキャピタルパートナーズは、完全成果報酬型の仲介フィーモデルが特徴。医薬分業により調剤薬局の淘汰が進む中、M&Aのニーズが急速に高まり市場が急拡大、その時流を見事に捕まえ急成長した企業です。リクルーティング活動に関しては、自社WEB内に採用専用ページを開設済み。ページ内には募集要項以外に、社長メッセージ・事業紹介・社員紹介・M&Aストーリーなどのコンテンツがあります。 「金融業界での営業経験2年以上であればM&A業務の知識は必要なくても応募可能」、更に「直近4年間におけるコンサルタント退職者が0人で定着率が高い」と謳っています。
株式会社ストライク
M&A業界はオフラインでの繋がりから仕事に発展する事が多く、いわばアナログ的な要素が強かった業界ですが、株式会社ストライクでは時代に先駆け、いち早くオンラインマッチングの媒体を展開。2014年の売上590百万円、経常利益94百万円から、2015年は売上1,423百万円、経常利益547百万円、2016年は売上2,006百万円の経常利益790百万円と業績も順調に拡大しています。採用においては自社サイト内でリクルーティング専用ページを開設済み。M&A業界は金融出身者を中途採用する企業が多い中、新卒の採用にも注力されているのが特徴です。職種はM&Aコンサルタント(営業)、業務内容M&Aの対象企業の探索・提案・条件交渉、企業評価の実施、対象企業の分析、デューディリジェンス、ドキュメンテーションのサポートとなっています。
株式会社シグマクシス
株式会社シグマクシスはマザーズに上場するコンサルティングファーム。株主は三菱商事株式会社や、IT黎明期から業界をけん引してきた株式会社インターネットイニシアティブなどがあります。業績は順調に拡大していて2015年3月期は売上9,249百万円(経常605百万円)、2016年3月期の売上は8,044百万円(経常-137百万円)。そして2017年の3月期に初めて年商100億を超え、10,550百万円(経常748百万円)となっています。リクルーティングに関しては新卒・中途の両方を行っていて、募集職種のほか、キャリアパスや教育システム、ワークスタイルに関するコンテンツを自社WEBサイト内にて公開しています。